WordPressの移行時に非常に便利なプラグインである「All-in-One WP Migration」
しかしアップロードできるファイルのサイズが制限を超えている場合には、以下のような問題が発生することがあります。
- 無料版ではアップロード可能なファイルサイズに制限があるため、制限を超える場合には有料版を購入する必要があります。
- 過去のバージョンのプラグインを使用して制限を回避する方法も考えられますが、プラグインの互換性やセキュリティ面の問題が懸念されます。
これらの対応策について、詳しい解説は下記ブログ記事で確認できます。
しかし、今回試したところ、上記方法ではプラグインが正しく動作せず、インストール自体ができない現象に遭遇しました。
この原因はよくわからないが、特定のサーバー環境やプラグインの設定に依存している可能性があります。
そこで、別の方法として、WordPressのファイルを直接編集してアップロードサイズの制限をアップする方法を試してみました。
この方法について記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
アップロードサイズを増加させる具体的な手順
ファイルを直接編集してアップロードサイズを増加させる方法は、比較的簡単に実行可能です。
この記事では簡単な2つの方法を順を追って説明します。
.htaccessファイルを編集する方法
.htaccess
ファイルは、サーバーの設定をカスタマイズする際によく使用されるファイルです。
このファイルに以下のコードを追加して保存することで、アップロードサイズの制限を変更できます。
1 2 3 4 |
php_value upload_max_filesize 1G php_value post_max_size 1G php_value memory_limit 2048M php_value max_execution_time 300 |
上記コードの1G
や2048M
などの数値は、ご自身の環境や必要に応じて調整してください。
例えば、より大きなファイルをアップロードしたい場合には、1G
を2G
に変更するなどのカスタマイズが可能です。
wp-config.phpファイルを編集する方法
もう一つの方法は、WordPressの設定ファイルであるwp-config.php
を編集する方法があります。
以下のコードをwp-config.php
ファイルに追加して保存します。
1 2 3 4 5 |
@ini_set( 'upload_max_filesize' , '1G' ); @ini_set( 'post_max_size' , '1G' ); @ini_set( 'memory_limit' , '2048M' ); @ini_set( 'max_execution_time' , '300' ); @ini_set( 'max_input_time' , '300' ); |
こちらも、環境に応じて数値を変更してください。
注意点
サーバー設定の影響
これらの方法でアップロードサイズを変更できない場合、サーバー側でさらに厳しい制限が設定されている可能性があります。その場合は、サーバーの管理画面やサポートに問い合わせて設定を変更する必要があります。
ファイル編集時の注意
直接ファイルを編集する際は、誤った編集を行うとサイトが正常に動作しなくなることがあります。必ずバックアップを取得した上で作業を行ってください。
プラグインやテーマの影響
特定のプラグインやテーマが原因で設定が反映されない場合もあります。その際は、問題のプラグインやテーマを無効化してから再度試してみてください。
これらの方法を活用することで、多くのケースでアップロードサイズの制限を回避することが可能です。特に、All-in-One WP Migrationでの移行作業がスムーズに進むよう、ぜひお試しください。
Localで作成したサイトの場合
Localで作成したサイトの場合は上記の方法でアップロードサイズアップができない場合
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